どうも、サカモト(@SkmtKari)です。
僕は現在32歳なのですが、この歳になって新しい目標ができました。
それは、
「思想だけで食っていけるようになる」
という目標です。
自分が考えていることを世の中に発信することを通じて、生活を成立させたいのです。
活字で育ち、活字で生きる
こう考えるようになったきっかけは、大学生の頃に遡ります。
当時はより即物的に、「本を書きたい」と思っていました。
保育園の頃から本を読むのが好きで、夜に両親に絵本の読み聞かせをしてもらうのが好きでした。
小学校6年生になっても、年柄もなく幼児向けの絵本を飽きずに読み続けていました。
当時一番好きだった絵本は「長ぐつをはいたねこ」でした。
中学・高校でも、本を読み続けていました。
小説が好きで、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」や、金城一紀の本などを夢中で読んでいました。
大学になって研究を初めて、研究書の面白さに度肝を抜かれました。
「世の中をこのような新しい切り口で見ている人がいるのか!」と、感動しっぱなしでした。
世界を見る新しい目を、新しい本を読むごとに獲得していきました。
そして好きが高じて、自分も本を書いてみたいと思うようになります。
本を書いて新しい思想を発信して、世の中をあっと驚かせたいという気持ちがありました。
その思いが通じて共著の本を書くまでに至ったのですが、この時は大人の事情があり、本の背表紙に自分の名前が載ることはなく、印税が入ってくることもありませんでした。
ただ、本を書いて自分の考えを世の中に発信する経験ができたのは、とてもいい経験でした。
その後、仕事を選ぶ際に研究の道に進んだのも、論文という形で自分の考えを世の中に発信したかったからです。
僕は話すよりも書く方が、より適切に、より正確に自分の考えを発信できます。
研究の分野では、論文という形で、世の中にまだない思想・技術を発信することが非常に重要な仕事のひとつなので、それを本職にしたいと思いました。
結果それなりに楽しく仕事ができており、この選択は間違っていなかったと思っています。
このように、僕の人生は、活字で埋め尽くされていました。
活字で育ち、活字で育った人生だったのです。
何処にも所属せず、誰にも頼らず
ただ、現状で物足りないのは、なんだかんだ言っても、今は会社の傘の下で守られてしまっていることです。
就職が難しい人もいる中で仕事に就けているのだから、そのこと自体は幸福なことだと思います。
しかし隠居を目指す身としては、独立独歩、何処にも所属せず、誰にも頼らない形で身を立てたいという思いが捨てきれないのです。
それは何故かというと、会社に所属してそこからお金を得て生活している限りは、「自立・自由・花鳥風月」という、僕が大切にしている3ケ条は、どれも中途半端にしか達成できないためです。
一度しかない人生ですから、自分の理想を追求し続けたいじゃないですか。
では具体的にどうするかというと、このブログで隠居的な思想を発信し続けたい。
今の世の中、隠居的な生活に憧れている方はそこそこいるはずです。
このブログを始めて4年になりますが、訪れる人の検索ワードを見ても、それは明らかです。
その方々に自分の考えを届けたい。
自分の脳から生まれた言葉を紡いで、それらの人々に届けたい。
そしてその副産物として生まれるわずかなお金で生活する。
このことが当面の目標です。
本当のことを言うと、完全に何処にも頼らないことはとても難しいことです。
このブログひとつとっても、レンタルサーバーを使っているし、wordpressで書いているし、Google Adsenseを入れています。
これらのサービスが提供されなくなったら、大ダメージを受けるでしょう。
それでも、なるべくどこにも頼らない生活を築ければ、この世の嘘から少しは離れられると思います。
例えば僕が今所属している「会社」や「組織」なんていうのも、本当は実態がないですよね。
会社なんて契約書一枚によって存在しているように見えるけれど、実態はない。
でもみんなそれに縛られて生きている。
このような、嘘のような生活から逃れたいのです。
人生最後の目標かもしれない
これまで、人生の節目で様々な目標を掲げてきました。
学生の時は部活で一番になることでしたし、大学受験の時は志望校に受かることでした。
また社会人になってからは博士号を取得したくて、現在社会人学生として大学に通っています。
そんな中、「思想だけで食っていく」という目標は、人生最後の目標と言ってもいいかもしれません。
これを実現できた暁には、自分の理想の人生に大きく近づくと思っています。
この目標達成には、日々文字を書き綴るという地味な作業をやり続けることが必要です。
でも4年も続けてこれたブログですから、これからもきっと大丈夫でしょう。
今後も粛々と自分のやるべきことをやっていきたいと思います。
ではでは。