先日、ガリバーを運営するIDOMが、「ガリバーオンライン」というサービスをリリースしたニュースが舞い込んできました。
クルマの査定から売却、購入までを完結できるアプリ「ガリバーオンライン」
このニュースを見て、IDOMの今後の展望がさらに細かく見えてきました。
日本で安く中古車を仕入れ、海外の運転手に売る
というのも、IDOMはタンザニアでUberと連携して中古車販売を手がけるというビジネスモデルを発表しています。
過去記事:IDOM(ガリバー)のビジネスモデルが秀逸なので株を買いました
ぼくがIDOMの株を購入した理由も、このモデルが非常にわかりやすく、そして期待が持てると感じたからです。
このモデルの秀逸なところは、現地の銀行、およびUberとパートナーになっているところ。
このモデルでは、お金がない人でも、IDOMの車を購入する際は現地の銀行から融資を受けられます。
そして融資を受けた人は、Uberのサービスを使って自身が運転手となることによって、稼ぎ口を獲得します。
そして稼ぎ口を獲得した現地の方は、稼いだお金を元手に銀行にお金を返すのです。
IDOMの車に乗り、Uberの運転手となり、稼いだお金を銀行に返していく。
もちろんお金を完済した暁には、手元には質のいい日本車と、Uberで培った経験が残るので、その後も継続的にお金を稼ぎ続けることができる。
雇用創出という社会課題を解決しつつも、関連企業にお金が回っていく、持続可能性が高いモデルだと感じました。
タンザニアで成功すれば、他の発展途上国にも展開できるでしょう。
投資に値する、と思い、株を購入しました。
ただ、この仕組みで分からなかった点は、「IDOMは車をどこで仕入れるのか」ということでした。
タンザニア現地のビジネスモデルが優れていても、輸出する車がなければ話が振り出しに戻ってしまいますからね。
それが今回の「ガリバーオンライン」で明らかになりました。
オンラインで車の買取を完結させることによって、車を安く仕入れられる仕組みなのですね。
これで、「日本で良質な中古車を安く仕入れ、タンザニアに輸出し、現地の人に買ってもらう」という流れが完成したといえます。
今IDOMの株価はどんどん下がっていますが、数年後企業価値が大きく上がると思いますので、個人的には買い時だと考えています。
底値になったらもう100株追加したいです。
企業活動を立体的に理解する
今回のIDOMで勉強になったのは、企業活動を単体の活動ではなく、活動やサービスを立体的に理解する必要があるということです。
いくら単発のビジネスモデルが優れていても、他のモデルやサービスと有機的につながっていないと、企業価値は創出できず、大きな成長は望めないことになります。
それは投資に値しないということです。
加えて、ただ数字を追いかけて投資をするよりも、今回のように企業活動を立体的に理解した上で、共感できるものに投資をしていくというスタイルを貫いた方が、投資は面白くなるし、結果的なリターンも大きくなっていくように感じます。
成長すると確信していれば、株価が下がった時の下手な損切りもしなくて済みますし、成長した時の満足感も非常に高くなると思っています。
株式投資、はまってしまいそうです。
おもしろいし、我ながら向いている気がしてきました。
ではでは。