日本の未来を作ってくれると思う。
LINE conference 2018の発表がおもしろい!
LINEが先日発表した、今後展開するサービスの内容、もうご覧になりました?
まだご覧になっていない方は、ギズモードさんのまとめがいいのでぜひお読みになってください。
ぼくは、ここに日本の未来が示されているなと思いました。
特に「LINE Pay」と「Clova」がすごい。
ぼくは特に上の2つに注目しました。
一つ目のLINE Payのすごいところは、中小規模の事業に対して、初期費用0円と3年間の決済手数料0円を約束したこと。
この判断が上手くいけば、LINEが日本のキャッシュレス社会を牽引することも夢ではないと思っています。
ぼくは早くキャッシュレス社会が来ることを願ってやまない人種です。
現金を持ち運ぶ行為、本当に無駄だと思っています。
21世紀にもなって、紙幣や小銭を運んだり数えたりしたくないのです。
既に現在でも、普段はほとんど現金を使わない生活を送っています。
コンビニや多くの買い物の決済はクレジットカードで済ましていますし、交通系ICカードはSuicaの自動振り込みを使っているので、ほとんど現金が必要ありません。
個人経営の飲食店など、どうしても現金が必要な場合だけ現金を使っていますが、感覚的には一ヶ月に一回くらいでしょうか。
もう実質、現金が無くても暮らせることを、普段の生活で実感しています。
アウトドアで簡易的に使うこのような財布を使ってることもあって、ぼくの財布の厚さ、いつも5mmくらいしかないです。
しかし、LINEも発表で述べているように、中小がキャッシュレスシステムを導入しない限り、現金を完全に持ち歩かない暮らしは完成しないのです。
そこにLINEは投資して手を打とうとしています。
これはぜひ実現してほしい。
ただ、LINE Payの弱点は、チャージが必要だということ。
チャージが必要ということは、結局現金が必要だということになります。
これをSuicaのように自動でチャージできるようにしてくれたら、完全キャッシュレスの世界は目前です。
あと一歩のところまできてるので、ぜひがんばってほしい。
一方のClovaは、トヨタのコネクティッドカーに搭載されます。
コネクティッドカーの技術である「車載通信機(DCM)」は、今後国内で発売されるほぼ全ての乗用車に搭載されることが予定されています。
その機能として、AI音声エージェントやLINEマイカーアカウントがあるんです。
ということは、LINEのClovaの技術が、これから販売される全てのトヨタ車に搭載される可能性があるということ。
これは本当に画期的で、トヨタ車と搭乗者とのコミュニケーションデータが全てLINEに流れます。
車内で人は何を車に話すのか、また何を頼むのかをまだほとんどの企業が知らない中で、それらのデータを最初に大量に持てることは他社との大きな差別化になるでしょうし、それ自体が優位性になるでしょう。
こういうのは最初が肝心で、一番手でデータを大量に仕入れることができればブルーオーシャンを築けます。
なぜなら、技術の乗り換えコストが高いからです。
トヨタの立場からすると、最初にLINEと組んでデータを採取したら、そのデータから分かることが山ほどあるでしょう。
しかもデータは次から次へとたまりますし、たまればたまるほど分かることも増えるので、コスパはどんどんよくなるはずです。
それなのにあえて他の企業とパートナーを組み直して、また1から新たなデータをためるのは、非常にコストがかかります。
そのため、トヨタとしてはできればLINEとある程度長い付き合いをしたいと思うのが必然でしょう。
この結果、後追いの企業はなかなかLINEには追いつけない可能性が高いとぼくは思っています。
LINEの一人勝ちになりそうな予感がしています。
株、買いました。
上記2つの戦略に惚れたので、LINEの株を買いました。
買うのが遅れていきなり値下がりしていますが笑、今後下期にかけて株価が上昇すると予想。
これはぼくだけの予想ではなく、JPモルガンもLINEの目標株価を5200円に引き上げています。
JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3300円から5200円に引き上げている。MAUバリューにサポートされ下値余地は限定的な一方、広告売上や「LINE Pay」決済高の成長が下期以降に加速すると予想し、投資妙味は大きいと判断している。モバイル決済において、「LINE Pay」が市場拡大をリードする可能性は高いと評価しているもよう。
仮に5200円に上がると、5万円くらいの稼ぎになるのでまあまあ大きいです。
LINEが作る未来像に投資したと思っている
正直、LINEの株価が妥当かどうかをセオリー通りに分析すると、妥当ではないのです。
PERは異常に高いし、利益剰余金にいたってはマイナスです。
他にも色々気になる点は多いです。
それでも投資しようと思ったのは、LINEが作る未来像に張りたいと思ったから。
投資家としては失格かもしれないけれど、あながち間違ってもいないと思っています。
答え合わせは半年後くらいでしょうかね。
ではでは。