先日飲み会の席で、友人と難病の話になりました。
その友人も難病にかかっており、難病話に花を咲かせたのですが、お互いブログに闘病生活を綴っていることが判明。
その場では何も言われなかったのですが、解散したあとその友人から「よかったらブログ教えて」と言われました。
ブログを見せてと言われたことは初めてだったので正直うれしかったのですが、冷静に考えてみると、「友達に教えるってデメリットの方が大きいんじゃ・・・」と思いました。
ブログの存在を友人に教えるデメリット
自由な内容を書きづらくなる
これが一番大きいと思います。
このブログではきちんと内容は吟味していて、誰か特定の人を傷つけるようなことは書かないように気をつけていますが、それでもリアルな友達が読者に一人いるだけで、自由な内容を書きづらくなることが容易に想像できます。
自分の悩みも書きにくくなるでしょうし、何かに対する批判的な内容も正直には書きづらくなるでしょう。
ちょっと立派なことを言いたくなるかもしれません。やめとけ。
自由な内容を書けなくなると、匿名でブログを運営している意味が薄れてしまいます。
友人が「ネガティブな存在」になってしまう
ブログで自由な内容が書けないことは、ぼくにとっては非常に大きなストレスになるでしょう。
書く度にそのストレスがかかってしまうとしたら、その原因になる友人が、自分にとってネガティブな存在になってしまいかねません。
大切な友人をそんな存在にしたくないですよね。
メリットが小さい
その友人がたとえ毎回このブログを訪れてくれたとしても、アクセスや収益にはほとんど響かないでしょう。
このブログは、読者のみなさんに楽しんでもらえる記事や、役に立つ情報を書くことを通じて、自由の源である収益を得る事を目的としています。
その目的の達成に、「ブログを友人に教える」という行為はほとんど影響を与えないのです。
このように、メリットとデメリットを比較すると、友人に教える理由がほとんどないことが分かります。
友人が大切だからこそ「教えない」という選択肢を
以上のことからぼくは友人に教えることを辞めましたが、一番の理由は友達が大切だからです。
今後も良い関係を持続させるためにも、悪影響がありそうな「ブログを見せる」という行為を控えることにしたのです。
具体的には、
- 匿名で書いているブログだからそっとしておいてほしいこと
- 直接会って闘病のことを話すのは全然構わないので、会ったときには喜んで話すこと
の二つを伝えることによって、その友人には理解してもらい、事無きを得ました。
ふー、危なかった。
危機を乗り切ったので、今後も自由に記事を書いていこうと思います。
こういう難しい会話の乗り越え方については、この本が参考になります。
ハーバードの研究成果がふんだんに盛り込まれていますよ。