どうも、サカモト(@SkmtKari)です。
最近田舎暮らしが注目を浴びていますが、全員が向いているわけではありません。
そこで、普段はに住んでいながら、仕事で週一くらいのペースで地方に行くぼくが、「都会に住んでおいた方がいい人の特徴」を書いていきます。
都会に住んでおいた方がいい人の特徴
①生活の全てを自分でまかなう気がない人
田舎に出向いていつも驚くのは、田舎の人たちの生活力が高いこと。
食事はもちろん、家の修理や虫対策、庭の整備など全て自分たちでやってのけてしまいます。
田舎に行けば行くほど、生活力が高い人は多いと感じます。
田舎の人たちが憧れられる理由のひとつでもあるのですが、これを逆手にとると、「お金を払えば解決できる都会とは異なる」ということです。
田舎では、お困りごとができたとき、都会と違ってお金を払えば解決してもらえるとは限りません。
基本は全て自分たちで解決することが求められます。
ごはんも3食全て自分で作らなければいけないし、電車やバスなどの交通手段も発達していませんから、どこかへ行くにも自分で行く必要があります。
娯楽施設も整っていませんから、遊びも自分たちで作らなければいけません。
「地方に仕事がない」という通説は間違っているとぼくは思っていますが、仕事を選んで自分がやりたいことを仕事にするなら、もしかすると仕事でさえ自分で作る必要があるかもしれません。
もちろんそれらのスキルは移住してからでも身につけることはできます。
しかし、その苦労や時間を厭わない人でないと、田舎ではやっていけないでしょう。
②プライベートの時間を多く確保したい人
田舎では、プライベートの時間を人付き合いに費やすことを前提で考える必要があります。
地域おこし協力隊の方に話を伺うと、人が少ないのでお祭りに駆り出されたり消防団に入らされたりは当たり前です。
せっかくの休日も行事につぶれることもしばしば。
また、友達を作るためにソフトボールなどのチームに入れば、練習や試合の度に夜中まで飲むとのことです。
こういう濃い人間関係は心地よい人もいる一方で、ぼくのようなお酒も飲めない上に1人の時間が好きな人にとっては苦痛です。
都会は仕事から帰ればあとは自由な時間を過ごせるので、田舎よりもプライベートの時間は確保しやすいです。
そのため、プライベートの時間を確保し、自分の好きなことになるべく多くの時間を割きたいと思う人にとっては、田舎暮らしは苦痛になる可能性があるでしょう。
③洗練された生活がしたい人
田舎では、雑誌に出てくるようないわゆる洗練された暮らしはしにくいです。
最近、「TARNS」や「ソトコト」などのように、田舎暮らし関連のおしゃれな雑誌がたくさん出版されていますが、実際にあのような暮らしを送っている人にぼくはほとんど会ったことがありません。
雑誌に出てくるような暮らしは、都会の感覚を持った人が、相当の手間暇とお金をかけて実現しているもので、普通に田舎を歩いていても滅多に目にすることはできません。
田舎に暮らすと出費が減るというメリットがある一方で、収入も減るのが普通ですから、雑誌に出てくるような生活ができる人は一部の限られた人のみでしょう。
また田舎では、よほど意識していないと、入ってくる情報がローカルなものばかりになってしまいます。
都会のように四方八方から新しい情報が入ってくる状態ではありません。
都会に住んでいると当たり前に感じる「時代の風」のようなものが田舎では感じにくいです。
そのため、時代の流れに乗っていたい、洗練された生活をしたい人は、都会に住んでおいた方がいいでしょう。
「田舎=夢の国」ではありません。
田舎暮らしを求めている人には、自分の生活に求めるものと田舎が持っているものを照らし合わせて、両者が合致しているかを判断する冷静さが必要だと思います。
都会で農をやる、という選択肢
ぼく自身は神奈川の二宮町という場所に住んでいますが、最近一番バランスがいい暮らし方だと考えているのは、「都会に住みつつ近くの農園を借りる」という生活スタイルです。
田舎暮らしに対する憧れを分析していくと、「自然と触れ合う」こと、「自らの手で様々なものを生み出していく」ことに帰着する人が多いのではないかと思います。
その中でも、自然と触れ合いながら食べ物を生み出す「農」に対する憧れを持つ人は多いのではないかと感じます。
ぼくも農には一度触れてみたいと思いつつ、なかなか手が出ていなかったんですよね。
それがひょんなことから「里山シェア」で貸し農園を借りることができ、「都会に住みつつ近くの農園を借りる」という生活スタイルに一歩近づきました。
これで田舎暮らしに対する憧れを大部分満たすことができるのではないかと思っています。
実は里山シェアを運営するアグリメディアは、他にも「シェア畑」を運営しています。
里山シェアは一箇所でしか展開されていないのですが、シェア畑は全国70箇所で展開されているので、実はシェア畑の方が人気です。
農を始めるときに何がハードルが高いって、土地もなく、やり方も分からず、道具もないことだと思うんですよね。
シェア畑には農地がレンタルできて、やり方を教えてくれる菜園アドバイザーがいて、道具も全て揃っています。
「手ぶらで行けるサポート付き貸し農園」という素晴らしいコンセプトを持っていて、初心者でも手軽に農を始めることができるんです。
しかも育てる野菜は無農薬野菜なので、身体にも優しいです。
ぼくも全くの初心者ですが、アグリメディアの方に説明を聞いて、実際に農園を見させていただき、「これなら自分でもできる」と感じたので、10月から始めることにしました。
現在見学者募集中らしいので、気になる方は見学に行ってみてはどうでしょう。
ぼくと一緒で、新しい生活の扉が開いてしまうかもしれません。
ぼくは都会で農をやる派ですが、それでもやはり田舎暮らしをしたい人は、シェア畑を一度見学してみて、農に手を出してみて、少しずつ田舎暮らしの準備をするのもいいかもしれませんね。
ではでは。