美ヶ原高原ホテル山本小屋にいると、美ヶ原って愛されてるなぁとしみじみ感じるんですよね。
美ヶ原の植物や美しい風景の写真、詩などが飾られている
例えば客室に向かう廊下の壁に、こんな感じで美ヶ原の写真が飾られています。
一枚一枚に注釈やタイトルがつけられていて、大切に額に飾られているんですよ。
この作業は手間もかかるでしょうから、みなさん本当に美ヶ原が好きなんだろうなと思います。
他にも絵や詩も飾られていて、中にはお客さんから寄贈されたっぽいものもありました。
この山小屋に関わる多くの人たちに支えられて続いている場所なんだなぁと感じます。
「美ヶ原の四季」スライドは専門家による優しい語り部だった
あと思いの外よかったのが、夕食後に開催された「美ヶ原の四季」スライドショー。
こんな感じの畳張りの会場で、ホテルの従業員の方(おそらく自然観察員?)によるスライド+語りが繰り広げられます(指がだだかぶっていてすみません・・・)。
スライドもパワーポイントに写真を貼り付けたものじゃなく、昔ながらの「ウィーン、ガシャン」とスライドが切り替わるアナログなもの。味があって大好き。山小屋はこうでなくちゃ。
内容は、美ヶ原に咲く花々の話や風景の話、美ヶ原を囲むの南・北アルプスの山々の話など多岐に渡ります。
素人だと知らない情報ばかりなので、トレッキングの前に聞いて「明日はこれを探してみよう」と予習しても、後で聞いて「あの花ってこんな習性があったのか!」などと復習してもいいでしょう。
語ってくれるおじさんのキャラがかなり良くて、むすっとした真顔で笑わせようとしてくるんですよ。
例えばコケモモの話をしているときに「みなさんの脚についている立派なものは太ももです」とかむすっと真顔で言うんです。
最初そのテンションの落差についていけなくて「へ?」と戸惑うんですが、慣れてくると「この人おもしろいな」と思ってどんどん話にのめり込んでしまう自分がいました。
このスライドショーは毎日行われているらしいのですが、こういう催し物をやってくれるのもお客さんをおもてなししようとしてくれることの表れですよね。
食事も最高に美味しいですし、周囲の風景も最高です。
美ヶ原に宿泊する際はぜひ美ヶ原高原ホテル山本小屋に宿泊してみては。
美ヶ原については、他にもこんな記事を書いたので参考になれば。
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