先日の天空の城、大野城に引き続き、丸岡城にも行ってきました。
この二つは福井が誇るお城の代表ですね。
丸岡城は現存最古の天守と呼ばれているそうです。
北陸地方では丸岡城の天守のみが現存している。大入母屋の上に廻り縁のある小さな望楼を載せた古式の外観から現存最古の天守とも呼ばれている。(Wikipediaより)
名物「石の鯱(しゃちほこ)」
丸岡城に行ったら、お城に入る前に見ていただきたいものがあります。
それがこれ。
うろこがついたカバではありません。鯱(しゃちほこ)です。
鯱と言えば金色ピカピカのものを想像しますよね。石で作られたものは珍しい。
こちら、元々はお城の屋根についていたそうですが、災害に遭い落ちてしまってからはお城の前に鎮座する運命になったとか。
右のシャッチーのしっぽが取れていてかわいそう。
いざ天守閣へ
さあ、鯱を愛でたら早速お城に行きましょう。
入場料は300円。
中に入ったらすぐに天守閣があります。
木造の渋い建物。好みのタイプです。
(ちなみに、先ほどの鯱も中に入ってから見ることができます)
丸岡城は重要文化財に指定されています。
ジオラマで遊べちゃう
中に入るとリアルなジオラマが飾ってあります。
かつて大学で建築デザインを学んでいたこともあり、「この模型を作るために何人もの学生が徹夜したんだろうな・・・」とあらぬ想像をしてしまいました。
ちなみに、ジオラマは模型の中の人の視線の高さで眺めると、街やお城の中に実際に入っているみたいな感覚を得られるので、上から見たのとは違った楽しみ方ができますよ。
さらにこの模型、遊び心が盛り込まれていて、忍者やくノ一などが隠されているそう。
上の三枚の写真の中にもひとり忍者っぽい小人が隠されているので、よければ探してみてください。
階段が殺人級
丸岡城は三階建てのお城です。
「一番上に行ってお殿様と同じ目線で街を見下ろすんや!」と息巻いて上に登ろうとしたんですが、
え?これ階段?踏み外したら頭から落ちて死ぬ系?
お殿様ってアスリートだったの?
上から見た図。ほぼ垂直。子ども泣くだろ。
階段にはロープが下がっており、それを掴みながら登るようなのですが、中学生たちが「え?これまじ?」と若干引き気味でがんがん登っていっていました。
高齢の方も笑いながらがんばって登っていらして、そちらはほのぼのしました。
無事に死なずに登り切り、三階から見た景色がこちら。
丸岡の街を見下ろせます。秋風も抜けて気持ち良い。
お殿様もこの風を浴びて清々しい気持ちになられていたんだろうか。
各階には詳しい説明書きもありました。
小さくお城
丸岡城は小さなお城ですが、現存最古の天守ということもあり歴史を感じる建物です。
梁や金具の様子を見ても味があるお城でした。
お城好きな方は、大野城と合わせてぜひご覧下さい。