この記事では、コミュニティデザインやまちおこしなどの分野で有名な「カマコンバレー」の定例会について書きます。
カマコンバレーの定例会に参加してきた
先日カマコンバレーの定例会に参加してきました。
カマコンバレーとは、「ITの力で鎌倉を元気にする」ことを目的として設立された団体で、面白法人カヤックなど、鎌倉を拠点とする企業が主体になっているのが特徴的です。
クラウドソーシングで有名なランサーズなども入っていますね。
このカマコンバレーの活動のひとつに「定例会」があります。
定例会は、カマコンメンバーの中で自分のテーマを持っている人がお困りごとを持ち寄って、それを解決するアイディアを参加者から集められる会です。
カマコンバレーは紹介制なので誰でも参加できるわけではないのですが、今回ご縁があって参加できることになったので行ってきました。
定例会の内容
0.司会の紹介
最初に司会者の自己紹介があります。
カマコンでは毎回司会を交代しているそうです。
ぼくが参加した会はめちゃくちゃノリのいいお兄さんとおじさんが漫才みたいに司会をしてくれました。
1.カマコンについての説明
初めて定例会に参加した人のために、カマコンや定例会についての簡単な説明があります。
この会はぼくを含め半分くらいが初参加だったのですが、このイントロダクションがあるおかげで、初参加者でも安心して参加することが出来ます。
この仕組みはうまいなーと思いました。
2.プレゼン
テーマを持ってきた5組のプレゼンターによる、テーマとお困りごとの紹介です。
参加者はプレゼンを聞きながら、どのテーマに参加したいか(カマコンの言葉で言えば、どのテーマなら「ジブンゴト化」できるか)を考えながら聞きます。
3.ブレインストーミング
テーマごとにグループを作り、ブレインストーミング(ブレスト)を行います。
最初にカヤックの柳澤さんがブレストの方法を説明してくれます。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの有名人ですよねー。
定例会におけるブレストの心得はこんな感じ。
これに加えて、柳澤さんが、
「ブレストの目的は量を出すこと。否定してはいけないというルールもあるけど、信頼関係があれば否定してもいい」
「ブレストの最大の目的は、人間の脳をポジティブにすること」
と話されていたのが「ほー」と思いました。
そのあとはこのようにテーマごとに輪になって実際にブレストを行います。
確か時間は30分でしたが、あっという間に終わっちゃいました。
4.一番よかったアイディア発表
ブレストの中で出た中で最もよかったアイディアを代表者が発表します。
5.柳澤さんによる最後の審判
柳澤さんが発表されたアイディアを聞き、今後のテーマの方向性について最後の審判をします。
結構ぶった切ってましたねー。
定例会に参加するならテーマを持っていこう
参加して感じたのは、「これはテーマを持っている人にとって意味のある会だな」ということ。
テーマを発表してお困りごとを共有すれば、それに対して多様なバックグラウンドを持った人がアイディアを出してくれるので、解決策が見つかる場合もあるかもしれません。
しかし、一参加者としては何度も参加する必要はないかな、というのが正直な感想です。
他人のために頭を使うことも重要ですが、自分のもっと重要なことにリソースを割いた方がいいでしょう。
とはいえ、会の進行もスピーディーで勢いがありますし、ブレスト自体も刺激的ですので、参加したい方は一度は足を運んでみる価値はあると思います。
誰か紹介してくれそうな方に話をしてみるといいかもしれませんね。
カヤックについては以下のような書籍も出ているので、気になる方はどうぞ。
アイディアの出し方については以下もどうぞ。柳澤さんが書かれています。