大田区でおもしろい取り組みが始まっていますね。
大田区空き家活用情報
大田区の空き家等地域貢献活用事業は空き家等を公益的に利用してほしい方と、空き家等を活動の拠点や場所として利用したい方双方の要望を聞きマッチングを行い、成立を目指します。
(公式HPから引用)
空き家というと地域の問題として認識されやすいですが、都内でも空き家の活用は課題になっています。
大田区はいち早く空き家の課題解決のための行動を起こしています。
今は「公益的に利用」という条件がついているので、一般的な住宅としての利用はできないようです。
現時点では以下のような人から空き家活用の相談がきているようです。
- 外国人のためのゲストハウスとコワーキング(Cowarkig)スペースとして利用したい。地元商店街や観光案内所などと協力してやりたい。
- 高齢者のシェアーハウスを開設するための物件をさがしている。
- 障害児の放課後の児童館を開設するための物件をさがしている。障害福祉サービスの児童放課後デイサービスをやりたいが、建物が決まらないと東京都に申請できない。
これらの相談にもあるように、例えば2020年の東京オリンピックに向けて外国人向けのドミトリーとして活用したり、家賃が高くて払えない学生や、集まって住むことで安全性を確保できる高齢者などの施設として活用するアイディアはいいですね。
都内は公益目的で何か新しいことを始めようとしたときにコストがかかりすぎる面があるので、このように既存の資源を安く使い、リスクを最小限に抑えた上で新しいことを始められる仕組みが広まると、もっと新しいチャレンジが生まれてくると思います。
また、この取り組みが成功すれば、仕組み自体は一般住宅にも応用できそうなので、今後の展開が期待できますね。
隠居に向けた第二、第三の仕事を始めるために使える仕組み
前の記事で『ご隠居のすすめ』のご紹介をしましたが、何があるか分からない現代において、できるだけ早く第二、第三の仕事を検討しておくことは、充実した人生を送る上で重要な要素です。
・その意味で、いま私たちは何も定まらない、約束されない時代を生きている。できるだけ早く退職金もしっかりといただいて、別の生き方、隠居の生き方に入る。もし可能なら、そこから光の当り出した第二の仕事を始める。そういう積極的な動の生き方のほうが、これからは充実した人生を送れそうだ。たとえそれがうまく行かなくとも、飢え死にする心配は、当分しなくていい。そして死にさえしなければ、人間こわいことはない。
特に現在の仕事に満足できておらず、何か新しいことを始めようとしている方は、空き家活用を視野に入れてみてもいいかもしれませんね。