山崎亮の思想の原点を理解する本:『コミュニティデザインの源流』書評

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どうも、サカモト(@SkmtKari)です。

コミュニティデザインの源流』を読みました.

山崎亮さんが書かれているコミュニティデザイン関連の本は事例を列挙したものが多いですが,この本はそれらの本とは一線を画しており,山崎亮さんが影響を受けた過去の偉人について,山崎亮さん自身が書いている本です.

それら偉人とは,以下の7名です.

  • ジョン・ラスキン
  • ウィリアム・モリス
  • アーノルド・トインビー
  • オクタヴィア・ヒル
  • エベネザー・ハワード
  • ロバート・オウエン
  • トマス・カーライル

建築や文化経済学がご専門の方なら,ピンとくる名前もあったかもしれません.

これらの人たちに共通しているのは,産業革命後のイギリスに問題意識を持った人々ということです.

産業革命が起こり,劣悪な商品が機械によって大量生産され市場に出回った時代,もしくは工場の大量建設と都市への人口集中による環境汚染が深刻だった時代に,職人による手仕事の価値を説き,あるいは都市と自然が共存する世界の構想を練った人々であるということが,上記7人の偉人に共通する特徴です.

山崎亮さんは,このような100年前のイギリスの人々が抱えていた課題は,現在の日本の課題と共通する部分が多いと指摘します.

そしてその時代に課題の解決に奔走した偉人たちの言説や行動に,現在のコミュニティデザインの方向性のヒントを得ているのです.

山崎亮さんがご自身の活動を通じて実績を出し,本やメディアを通じて成果を発信する前は,今では当たり前に使われている「コミュニティデザイン」という言葉は一般的ではありませんでしたし,参考にできる事例も少なかったでしょう.

そんな中でなぜ山崎亮さんがコミュニティデザインを進めることができたのか,ということが,本書を読むと少し理解することができます.

それは,過去の偉人たちの価値観や考えを理解し,それを現代に適用できるように改良した上で実践に移したからだ,とぼくは理解しました.

本書は,山崎亮さんの視点で世界を見るための一助になってくれることでしょう.

コミュニティデザインに少しでも興味のある全ての方に,本書をおすすめします.

ではでは。

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