地方で仕事を創る43のセオリー:『月3万円ビジネス』書評

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地域活性化のお手伝いをしていると、地域に仕事を創ることは避けて通れないのだと強く実感します。

「地域活性化の手段は仕事以外にもあるだろ!」と反論したくなるのも分かります。

研究分野でも、地域活性化は経済効果に限らず、人々のつながり(ソーシャルキャピタル)や街への誇り(シビック・プライド)の向上でその効果を計測することは試みられています。

でもね、やっぱり仕事がない場所には人は住めないんです。

特に若者は。

地域に仕事がないと、都市への人口流動や地域へのU・Iターン者の向上は、どうやっても望めないのです。

しかし今は昔とは違って、企業誘致などを促進するお金が自治体にはありません。

となると、自分で地域に仕事を創るしか手段がないのです。

「では、人々が自分で地域に仕事を創る手段はないのか?」と探していたときに、この本に出会いました。

『月3万円ビジネス』

発明家の藤村さんが書かれた本です。

国内外問わず困った人の場所に出向き、お困りごとを発明で解決してきた経験を活かし、地域で仕事を創る方法を提案しています。

藤村さんのやり方のいいところは、「小さな仕事」を創ることを推奨している点です。

そのことによって、余裕があり人間性を失わない生活と、愉しくできる仕事を両立することができると述べています。

この時代、大きな資本を大量投入して大きな箱物を作る、というのは時代錯誤です。

人々の身の丈に合った大きさの仕事を新しく創ることの方が、今の時代に合っています。

様々な地域の人と出会い話した経験からも、地域では「覚悟を決めて一大決心で起業する!」というよりは、最初は趣味程度に愉しく小さく始めて、自分に合えば少しずつ規模を大きくしていくという方向性の方が受け入れられやすいと感じます。

まさに今の地域で求められていることだと感じました。

地方で仕事を創る43のセオリー

藤村さんが本の中で挙げられている、「地方で仕事を創る43のセオリー」を書いておきます。

内容が重なっているものもありますが、個々の厳密さよりも、アイディアを考えるためのヒントを提示することに重点を置いたのでしょう。

  1. 場所とテーマは、広範囲から選ぶ
  2. 変化を促すビジネスを考える
  3. 有機化が唯一の答え
  4. 生産者と消費者の有機化を考える
  5. ミッシング・リンクを探す
  6. グローバルな共感が先、ローカルな友情が後
  7. 仕事をスローにして、暇な専門家を活用する
  8. 販売者と消費者を有機化する
  9. 生産者と販売者と消費者を有機化する
  10. 複業化する
  11. XとZに相乗効果が生じる半X半Zを考える
  12. W.W.O.O.F.のシステムを採り入れる
  13. 営業時間を短くする
  14. 「流行」の逆の概念を考える
  15. 産業システムをミクロにローカル化する
  16. 小さく始める
  17. ローカル化を促すことをビジネスにする
  18. エネルギーをローカル化するビジネスを考える
  19. 家庭内自給を促すビジネスを考える
  20. 自給を促すビジネスは、なるべく細分化して考える
  21. 5点セットで考える ①道具 ②材料 ③ノウハウ ④仲間 ⑤きっかけ
  22. 材料で稼ぐ
  23. 支出の少ないライフスタイルを愉しむ
  24. 田舎型の支出と半都会型の収入を組み合わせる
  25. 自給を愉しむ4つの条件 ①文化 ②ゆっくり ③適切技術 ④仲間
  26. 自給を愉しくするビジネスを考える
  27. 借金をしないでビジネスを立ち上げる方法を考える
  28. 売るよりも教える
  29. 自分と客のロケーションを定義する
  30. 財布の中身を増やして上げる
  31. 故郷にこだわらない
  32. 都会の客を大田舎に呼び寄せる
  33. 田舎にいて、都会で仕事が生まれるようにして上げる
  34. 強い価値×田舎必然性
  35. 特技性を磨き、特定少数の客と有機的に繋がる
  36. 田舎暮らしへのハードルを下げてあげる仕事を考える
  37. スローデザインのための3点セット ①借金をしない ②生計との戦いにしない ③愉しさを持続する
  38. いいことで愉しく稼ぐことを趣味にする
  39. 満足して永住できる5つの条件を整える ①美しい自然 ②温もりのある人間関係 ③愉しく稼げる仕事 ④潤いのある文化 ⑤家
  40. 指向はするが無理せず成り行きに任せる
  41. 仲間の存在は必須
  42. 愉しさが主題
  43. 4つのクリエイティブが地域に好循環を生み出す ①カルチャー ②エコ ③ジョブ ④コミュニティ

本の中では、個々のトピックに関する説明も書かれています。

気になる方はぜひ手に取ってみてください。

藤村さんの優しい人柄も伝わってきますよ。

では実際にどのような仕事を生み出せるのか?

に関しては、以下の本が参考になるでしょう。

読むと自分にも作れそうな仕事が見つかるかもしれません。ぼくにもありました。

藤村さんは「地方に仕事を創る塾」も主催されているので、参加してこようと思います。

参加したらブログでご報告しますね。

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