玄人向けの文章術!?『伝わる文章を書く技術』書評

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今回拝読したのは、印南敦史さんの『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』

印南さんは、月間3980万PV(!)のライフハッカーで書評家を務める敏腕の持ち主。

月に日本の1/3の人が読むメディアのコーナーを任される人が書く「文章術」とはいかなるものか知りたくて、読んでみました。

印南さんが考える「読ませる」文章に必要なもの

印南さんは、「読ませる」文章に必要なものとして、以下の5つを挙げています。

  1. センス(感性)
  2. 文法
  3. リズム
  4. 簡潔さ
  5. 削ぐ力

詳細は本を手にとっていただきたいのですが、特に2,3は玄人、マニアに向けたものだと感じました。

例えば以下の引用。

私は、ひょっとしたら助詞のことだけで語り明かせてしまえるのではないかというほどの助詞好きです。(中略)そんなこともあり、日常的に書いているさまざまな文章で、助詞の使い方の実験をしたりもしています。

なぜそこまでリズムに執着するかといえば、リズム感のある文章は、すらすらと読みやすいから。そしてもっと極端で勝手な解釈をさせていただくなら、適切なことばを選ぶことによって、テンとマルをうまく使いこなすことによって、少しばかり韻を意識することによって、文章は「音楽的」になるということ。

違う表現を用いるなら、音楽でいう”グルーヴ感”が生まれるということ。異論もあるとは思いますが、私はそう考えています。

専門家ではないぼくには見えない世界が印南さんには見えているんだろうなと思いつつ、これくらい文章にこだわっているからこそ、多くの人に読まれるメディアでコーナーを任せてもらえているんだろうと感服しました。

一方、4,5を読んで感じたのは「これって論文に似てるな」ということです。

論文は「削ぐデザイン」

提出する学会などによって細かいルールの違いはありますが、一般的な論文を書くときのルールは決まっています。

それは「可能な限り少ない文字数で書く」ということ。

論文の執筆においては、研究内容に関係のないことは一切書きません。

しかも、「1つの論文に1つの結論」、「1つの文に1つの内容」と書き方が決まっています。

日本語では、ひとつの文章に多くの内容が盛り込まれている例が多く見られますが、それは論文ではNGとされています。

何を隠そう、ぼくは論文を書くのが大好きなのです。

今の仕事に就いたのも、「文章を書くことが仕事になるなんて最高だな」と思ったからです。

この本を読んで、「実はブログも論文を書くように書いていいんだ!」というのがひとつの発見でした。

ただ言葉遣いや論の展開は大きく違うので、その点は気をつけなければいけませんが。

途中から話が逸れてしまいましたが、気づきの多い本でした。おすすめです。

論文の書き方については、以下の書籍が入門編としてはいいですよ。

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