これは「理想の暮らし方」ではなく「超実践的な暮らし方」だ。『半農半Xという生き方』を読んで

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若くして隠居する生活を考えた場合、真っ先に脳裏に浮かぶのはお金の心配です。

移住や田舎生活に憧れるけれど、「どうやってお金を稼げばいいのだろう」と不安になる方は多いでしょう。

この場合、2通りの解決方法が考えられます。

1つは会社や組織に依存せずお金を稼ぐ方法を見つけ実践すること。

今の生活水準を下げることなく、移住しても今と同等の暮らしを続けるためのものです。

もう1つは生活コストを下げて少ないお金でも暮らせるようにすることです。

この2つ目の方法に関して、とても実践的な暮らし方を提案している本があります。

それが『半農半Xという生き方』です。

「半農半X」とは

著者の塩見直紀さんが唱える「半農半X」とは、『エコロジーってなんだろう』という本の著者の星川淳さんが自身の生き方を表現した「半農半著」という言葉から発想を得ています。

あるとき、その「半農半著」の「著」の部分に「X」を入れてみた。すると、それが難問を抱えた人類におそらく応用可能な、二一世紀を生きるためのひとつの公式に生まれ変わった。

永続して生きるための「小さな農」、「天与の才」を世に活かし社会的な問題を解決するための「X」。私たちが残したさまざまな難問を解決するには、この二つのことが同時に必要なのではないか。

少し誇張もあるかもしれませんが、生活していくための食物を確保する「農」と、自身の生きがいを追求する「X」を両立するという考え方は非常に参考になります。

「農」によって生活コストを下げ、「X」によって生きがいを追求する

自身が手がける仕事のひとつに農業を選択することによって、食費にかかるコストを大幅に下げることができます。

著者はお米や味噌などを自給し、食の大部分を自身で作った作物でまかなっています。

しかし日本の農業が衰退していることからも分かるように、農業だけで食べていくにはとても労力がかかります。

また農業自体がその人の大きな生きがいになれば問題はありませんが、人によってはそれだけで暮らしていくのは物足りないという人もいます。

そういう人のために、著者は残りの人生の半分を、自身の生きがいを追求出来る「X」に注力することに当てることを推奨しています。

本の中では、この「X」には、人によって映画翻訳や農家民泊、自身のスキルを活かした講師など様々なものが当てはまっていました。

これは決して理想の生き方ではなく、生活コストと生きがいをバランスよく追求できる超実践的な生活スタイルだと思います。

この「X」の部分には、サカモト(仮)のような物を書くのが好きな人間には「ブログ」や「著作」が当てはまるかもしれません。

みなさんにはどんな「X」が当てはまりますか。

よい地域の条件

またこの本の中でおもしろかったのは、著者が師と仰いでいる民俗研究家の結城登美雄さんが述べている「よい地域の条件」です。

結城さんはよい地域の条件として、「よい自然や習慣、仕事、学びの場があり、住んでいて気持ちがよく、友だちが三人はいること」を挙げ、・・・

これはとても参考になる指摘です。

地方に移住するとなるとどうしてもその場所の自然など目に見えるものだけを気にしていまいがちですが、その他にも習慣や学びの場、仕事など生活に関わることを見逃していない点が重要です。

「観光」と「生活」は違いますから、総合的に見て地域を判断することが大事なのですね。

この本にはこれら以外にも田舎暮らしを考える上で参考になることがふんだんに盛り込まれていますので、気になる方は読んでみることをおすすめします。

サカモト(仮)も農業には興味があるので、手を出す機会を探っていきたいです。

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